2010年11月12日金曜日

まめやでランチバイキングUP

1000円

11時より昼食の予定。その時間の意味するところをこのあと目の当たりにする。 先程までひっそりとしていた店の入り口にはざわざわと人だかり、店の中では行列。活気あふれるムード漂う。 予約客はいち早く食事に着いて欲しかったということなのだ。

奥の長机席、手前の小上がり、テーブル席。およそ50席は昼に100名の入り。2回転するのだ。客層は、県内中心でマイカー。団体のバスも停まる。中高年の女性グループが多く、高齢の男性も目に付く。

料理はしっかりとした味。コーディネータの村上由紀さんもうなずく。天然の出しの味噌汁。どれも食べやすく丁寧に盛り付けられている。味のバランス、色あい、食感・・やさしい女性の味がする。輪をかけて、豆腐、味噌、豆乳、おから、揚げ、これら原料から手作りなんだから旨くないはずがない。

代表の北川さんは、「ここで働く若い子は賢い。フランス料理でも和食でも習えるが、田舎の料理を覚えられるところはここしか無い。これからはこんな料理が作れる人がどんどん減っていくのだから・・・」と、お客であふれる店内でも、テーブルまできて余裕のリップサービス。

高齢の女性も、キッチンの中で一心に働く姿は心うたれる。清潔で動きやすそうなキッチン。キレイに並べられた料理、清潔な店内、ついいろいろ聞きたくなるような演出には、ちゃんと交流の機会を逃さない戦略が盛り込まれている。食券の券売機などあろうはずがない。 小柄な女性がきびきびと動く姿。なんて安心感が漂うのだろう。

コーナーを隔てて売店では、長蛇の列。並べられたお惣菜は直ぐに売り切れてしまう。それもそのはず、こんな素敵なところに行ってきたんだよ。と土産話をするために買わずにはいられないのだ。 我々が店を後にするころには、外にしつらえたテーブルにもお客が座りそれぞれがアレンジした”お膳”を楽しげに囲んででいた。殺風景だった駐車場は程良く車で埋まり、人がざわめき、これがいつものまめやの風景なのだろう。

代表の北川さんはバスのところまで見送ってくださる。握手をせがまずにはいられない。小さくて厚ぼったい手が印象的だった。

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